• 道内最大級の映画レビューサイト

ロン・ハワード監督が新たに描きだす巨大な鯨と人間との死闘と決断『白鯨との闘い』鑑賞後の感想・あらすじ ・予告動画

540b8280d67ce08616905720daf2dde00379ef40

名著『白鯨』に隠され続けてきた衝撃の実話。

伝説の白鯨との死闘。生き延びる為に男たちが下した“究極の決断”とはー?

2000年度全米図書賞ノンフィクション部門受賞作品、渾身の映画化!

白鯨との闘い』1月16日(土)全国2D/3D同時公開

(札幌シネマフロンティア、ユナイテッド・シネマ札幌、ディノスシネマズ札幌 その他道内劇場で公開)

————————————————

太平洋沖4800kmー死の海域で捕鯨船の乗組員達を待ち構えていた運命を描きだす真実の物語。『アポロ13』『ビューティフル・マインド』で2度のアカデミー賞を受賞し、『ダ・ヴィンチ・コード』といったサスペンス映画でも大ヒット作品を送り続けてきた監督ロン・ハワードが新たに描きだす巨大な鯨と人間との死闘、そしてその先に待ち受ける“究極の決断”とはー?

原作は不朽の名作『白鯨』に隠された真実を描いたノンフィクション。21人の乗組員を恐怖のどん底に突き落としたのは、体長30メートルにも及ぶ巨大な白い鯨だった。伝説の白鯨との死闘の末、船を失った男たちと彼らを率いたリーダー、小説では決して描かれることのなかった真実の姿とはー?

主演に『アベンジャーズ』『ラッシュ/プライドと友情』のクリス・ヘムズワース。窮地に追い込まれる乗組員達の人望厚いリーダーを熱演。名匠ロン・ハワード監督が壮絶な実話を元に人間の真実の姿を曇りなく描き、アカデミー賞レースへの期待も高まる渾身の超大作。

HOTS-20130923BO4V1764.dng

『白鯨』とは…1851年に発表された、ハーマン・メルヴィル (Herman Melville, 1819-1891)の第六長編。サマセット・モームにより世界十大小説のひとつに選ばれている。左脚を巨大な白い鯨、モウビィ・ディックに喰われた片足の船長エイハブが、その復讐のためにピークォド号に乗り込んで、世界中の海を航海して白鯨を探すというもの。

小説の『白鯨』は実話であった。

映画『白鯨との闘い』での物語の主人公は、若き作家ハーマン・メルヴィル。1850年メルヴィルは、次回作に「白鯨」と言う小説を書く構想があったが、1820年に起きた捕鯨船エセックス号に関する噂話の真相を確かめたいと考えており、そのエセックス号に乗っていた最後の生き残りであるニカーソンに小説のための取材を申し込んでいる。

物語の冒頭は、ハーマン・メルヴィル(ベン・ウィショー)が、エセックス号事件の生き残りニカーソンから、エセックス号と白鯨との闘いの詳細を聞きとりするところから始まる。当時の様子を封印し妻に話すことさえ無かったニカーソンが、当時の捕鯨と事件後の漂流を語り出すのだが―。

鯨油が街灯の燃料として 重宝されて以来ーー 世界的に需要が急増 男たちは捕鯨船に乗り込み 未知なる大海を目指した…

映画の中の『白鯨』は、白く輝く神を象徴とした存在である。灯油としてその脂を使うだけの商業捕鯨をし、鯨の数を減らしてきたアメリカの黒い歴史を見た。偉大すぎる自然との闘いに無残に敗れ、漂流するシーンでは辛さと残酷さが伝わってくる。

キャストたちは漂流シーンのため、グループダイエットをし、物語の進行に合わせて減量をして、苛酷な漂流シーンを撮影。辛いダイエットも、尊敬するロン・ハワード監督のためにと、キャストやスタッフ総力を結集した渾身の作品だ。

『白鯨との闘い』1月16日(土)全国2D/3D同時公開

●キャスト

クリス・ヘムズワース、ベンジャミン・ウォーカー、キリアン・マーフィー、ベン・ウィショー、ブレンダン・グリーソン、トム・ホランド

●スタッフ

監督:ロン・ハワード(『アポロ13』『ビューティフル・マインド』)

脚本:チャールズ・レビット(『ブラッド・ダイヤモンド』)

撮影:アンソニー・ドッド・マントル(『スラムドッグ$ミリオネア』)

製作:ジョー・ロス、ポーラ・ワインスタイン、ウィル・ウォード、ブライアン・グレイザー、ロン・ハワード

原作:ナサニエル・フィルブリック

(C)2015 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC ALL RIGHTS RESERVED.

投稿者プロフィール

佐藤 友美
2013年にHokkaido Movie Review・新作映画の最速レビューサイトを立ち上げ『映画レビューサッポロ from HMR』として2017年10月にwebを一新。
旅好きで映画ロケ地のツアー取材が得意。FMラジオでの映画紹介を経てからの映画ライターと本Webサイトのデザインを担当。
error: Content is protected !!