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『バクマン。』レビュー・あらすじ 俺たち二人で漫画家になって、ジャンプで一番目指そうぜ

「友情」「努力」「勝利」そして「恋」 超進化系ジャンプエンタテイメントが遂に誕生!!『俺たち二人で漫画家になって、ジャンプで一番目指そうぜ!』
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二人の高校生が抱いた、ジャンプ漫画への壮大な夢。
高い絵の才能を持つ、真城最高(サイコー)。巧みな物語を書く、高木秋人(シュージン)。
クラスメイトの亜豆美保(アズキ)への恋心をきっかけに
二人はコンビを組み、週刊少年ジャンプの頂きを目指す。
編集者・服部に見いだされた最高と秋人。次々と生み出されていく漫画。
だがそこに立ちはだかるジャンプ編集部。新進気鋭のライバルたち。
そして突如現れ、遥か先を走り始めた若き天才漫画家・新妻エイジ。
果たして二人はジャンプの頂点に立つことができるのか!?
超進化系ジャンプエンタテイメントが遂に誕生する!!

 

【ストーリー】
高校生の真城最高(ましろもりたか あだ名:サイコ―/佐藤健)は、高い画力がありながらも将来に夢を持たず、ただ流されて普通に生きていくだけの日々を送っていた。最高の叔父(宮藤官九郎)は、かつて週刊少年ジャンプに連載し、その作品がアニメ化もされた漫画家・川口たろうであった。だが結局は連載打ち切りとなり、その後叔父は過労により亡くなった。そのことが最高の心に暗い影を落としていた。
ある日、些細な出来事をきっかけに、秀才のクラスメイト・高木秋人(たかぎあきと あだ名:シュージン/神木隆之介)に、「俺と組んで漫画家にならないか」と誘われる。はじめは一緒に漫画を描くことを拒絶していたが、声優を目指している片想いのクラスメイト亜豆美保(あずきみほ 小松菜奈)と、「漫画家として、声優として、お互いの夢が実現したら結婚する」と約束したことから、漫画家への道を志すことになる。
最高と秋人はコンビを組み、夢の週刊少年ジャンプの連載を目指して日々漫画づくりに明け暮れる。ジャンプ編集者の服部(山田孝之)に見出され、ようやく光明が見えてきたとき突然ライバル――新妻エイジ(染谷将太)が現れる。弱冠17歳で手塚賞入選を果たした天才・エイジは瞬く間にジャンプ連載を決めて遥か先を走り始める。そして次々と現れる新進気鋭のライバルたち。
はたしてふたりはジャンプ連載を勝ち取ることができるのか!?

少年ジャンプ連載に青春をかけるふたりの物語は、限りなく実話に近い。

記者も高校生の頃にはまり、毎週月曜日は必ず買って読んだ『少年ジャンプ』の世界観を余すことなく伝えるストーリー。

漫画家として才能のある者は、頭角をあらわし連載を得るが、読者アンケートで漫画家の掲載順位が決定。順位が落ちれば連載が打ち切り……。

 

読者アンケート至上主義――。

少年ジャンプの漫画家達は、睡眠不足と疲労との戦い。過酷な中で作品を生み出し続けている。

『バクマン。』の原稿から浮き出す漫画描写は、プロジェクションマッピングを使用し、リアルな作画を表現。少年ジャンプならではの「友情」「努力」「勝利」を武器として観客の心を熱くつかむ

音楽は北海道出身のサカナクション。大根監督は、キャストを決める前にまずサカナクションに劇中音楽を依頼。

印象的なのは線画の音で、ストーリーの展開もサカナクションの音に合わせて進んでいく。

佐藤健と神木隆之介は、映画『るろうに剣心』ばりのアクションを『バクマン。』の中で表現し、ライバルの天才漫画家エイジ(染谷将太)と戦うことになる。

苦しみ考え抜きながらも、漫画家として自分だけのジャンプの王道を築き、「友情」「努力」「勝利」をテーマに、それぞれが競争しながら互いに成長する姿こそが、少年ジャンプならではの王道なのだ。

記者は一般上映での鑑賞だが、いつものマスコミ試写会と違い、映画終了後の観客たちの笑顔と、『面白かったー!!』という歓喜の声を聞けて嬉しく感じた。

邦画でこれだけの濃いストーリーを120分という時間に集約し、作りこんだ映画は珍しい。

エンディングロールも緻密に計算されていて観ごたえがあり、終了後に座席を立つのが惜しくなってしまった……。

 

(C)2015映画「バクマン。」製作委員会

【キャスト・スタッフ】

染谷将太 小松菜奈 桐谷健太 新井浩文 皆川猿時
宮藤官九郎 山田孝之 リリー・フランキー

脚本・監督:大根仁
原作:大場つぐみ 小畑健(「バクマン。」ジャンプ・コミックス/集英社刊)
音楽:サカナクション
主題歌:サカナクション「新宝島」(ビクターエンタテインメント)

サカナクション「新宝島」   ドリフ風のPVも必見!

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Bakuman

Moritaka Mashiro (Takeru Satoh) doesn’t want to follow in the path of his uncle who worked as a manga artist, but ultimately died because of exhaustion. Moritaka Mashiro figures he will graduate from school and work at an office. Things change though when falls in love with a girl at school. The girl, who hopes to become a voice actress, tells Moritaka they can marry, but only after they both achieve their dreams. Moritaka then teams up with fellow classmate Akito Takagi (Ryunosuke Kamiki) to publish their first manga.

投稿者プロフィール

佐藤 友美
2013年にHokkaido Movie Review・新作映画の最速レビューサイトを立ち上げ『映画レビューサッポロ from HMR』として2017年10月にwebを一新。
旅好きで映画ロケ地のツアー取材が得意。FMラジオでの映画紹介を経てからの映画ライターと本Webサイトのデザインを担当。
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