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ポプラの秋 | 「天国への郵便配達人」に亡くなった父への手紙を託す。鑑賞後の感想・あらすじ ・予告動画

父を亡くした8歳の少女(本田望結)は失意の母(大塚寧々)と引っ越してきたポプラ荘で、天国に手紙を届けることができるという大家のおばあさん(中村玉緒)に出会い、父への手紙を綴っていく――。

「夏の庭―The Friends」「岸辺の旅」の湯本香樹実によるロングセラー小説「ポプラの秋」を、主演本田望結・中村玉緒で映画化。大好きだった父を失い、傷ついた心を抱える繊細な少女千秋を、ドラマ「家政婦のミタ」やフィギュアスケートの才能でも注目の本田望結が演じ、これが映画初主演作となった。ポプラ荘の大家のおばあさんを演じる映画出演100作以上のベテラン中村玉緒とは65歳差の共演となる。

監督は、2014年に公開された『瀬戸内海賊物語』で少女たちの冒険をいきいきと描いた新鋭の大森研一。撮影監督には、是枝監督の『幻の光』でベネチア国際映画祭オゼッラ・ドゥオロ賞を受賞した撮影界の重鎮・中堀正夫。音楽を手がけたのは橋本愛主演の『さよならドビュッシー』で俳優としての顔も持つ人気ピアニストの清塚信也。プロデューサーは、第57回ベルリン国際映画祭(フォーラム部門)最優秀アジア映画賞、第5回パシフィック・メリディアン最優秀監督賞・最優秀女優賞を始めその他数多くの賞を受賞した桃井かおり初監督作品『無花果の顔』を統括・プロデュースした日下部哲が務めた。

原作者の湯本香樹実は、映画化、舞台化された「夏の庭」などの作品で知られ、最新作「岸辺の旅」は映画化され第68回カンヌ映画祭【ある視点』部門で監督賞を受賞した。本作の原作の「ポプラの秋」も、1997年に発表されて以来、アジアのみならず、アメリカ、ヨーロッパなど世界10ヶ国で翻訳・出版され、言葉や文化の壁を越えて愛されている心温まる小説。映画も必ず、観る人の心を掴むだろう。

撮影は、小京都と称される美しい飛騨高山で行われた。日本の観光地を格付けしたミシュラン・グリーンガイド・ジャパンで、最高の三ツ星をつけられたその古き良き街並みは、映画の中でも随所に映し出され、心を和ませる。

作品レビュー

飛騨高山にある、ポプラ荘が舞台。ポプラ荘の大家さんと、亡くなった人に思いを寄せる人々の、心をいやす感動の物語。8歳で父を亡くした千秋は、喪失感いっぱいの母と東京から飛騨に引っ越しをする。

母子家庭となり不安定な状態の中、ポプラ荘の大家のおばあさんが

亡くなった人に手紙を届けることができる、郵便配達人であることを知る。

亡くなった父に、手紙を書き、おばあさんやポプラ荘の住人と交流することで

千秋の心に変化が……。

大事な人や身内を失くした経験のある方には、痛く共感する物語。

亡くなった方に、お手紙を届けることができるおばあさん(中村玉緒)と交流する、千秋役の本田望結ちゃんの表現力の高さは、すでに子役を超えた名俳優の域。飛騨の美しい風景と、情緒的なストーリーがマッチし、人と人が繋がる大切さを改めて知ることができる。

出演:本田望結 中村玉緒
大塚寧々 村川絵梨 藤田朋子 宮川一朗太 山口いづみ 内藤剛志(特別出演)
監督:大森研一 原作:湯本香樹実『ポプラの秋』(新潮文庫刊) 音楽:清塚信也
企画:ZOOM 特別協力:高山市 一般社団法人飛騨・高山観光コンベンション協会 高山市観光連絡協議会 協賛:EDION
配給:アスミック・エース/シナジー

.(c)2015『ポプラの秋』製作委員会

投稿者プロフィール

佐藤 友美
佐藤 友美
2013年にHokkaido Movie Review・新作映画の最速レビューサイトを立ち上げ『映画レビューサッポロ from HMR』として2017年10月にwebを一新。
旅好きで映画ロケ地のツアー取材が得意。FMラジオでの映画紹介を経てからの映画ライターと本Webサイトのデザインを担当。
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